【会員投稿】パソコンサポート詐欺の巧妙な手口‼
今回は会員さんからご投稿いただいた記事をご紹介!
皆さんはパソコンのサポート詐欺をご存知ですか?サポート詐欺とは、パソコンでインターネットを閲覧中に、突然、ウイルス感染したかのような嘘の画面を表示するなどして、ユーザーの不安を煽り、画面に記載されたサポート窓口に電話をかけさせ、遠隔操作ソフトをダウンロード・インストールさせたり、サポートの名目で金銭を騙し取ろうとするものです。
巧みな誘導で高額なお金をだまし取る詐欺の実態を、会員さん自らの体験からお話しいただきました。
最近、パソコンの調子がおかしくなった。そろそろ買い替え時期かな、と漫然と考えていた。
しかし、その日のパソコンの調子は日頃とは少し違っていた。
画面上に警告メッセージが表示された。画面を正常に操作出来るようにするには、ここに連絡するようにとの案内説明がでた。言われるままに指示された電話番号へダイアルした。応対に出た人物の話しぶりやアクセントは日本人離れしていた。
相手が言うには、パソコンの修復には“Apple Gift Card”が必要なので、近くのコンビニで買い求めて来るようにとのアドバイスを受けた。パソコンの調子が良くなるのならば、まあいいかと思い、求めに応じた。推奨されたカードの値段は10万円だった。カードを買い求める時に利用目的を言っては駄目で、自分のパソコンに使用すると言うと、税金が40%余分にかかると言われた。ここで疑念を抱けばよかったのだが、パソコンの調子ばかりが気になっていたので、言われるままに、購入したカードをプリンターにいれ、パソコン画面上にカード番号、氏名、住所、電話番号を打ち込んだ。カード番号を正確に打ち込んだつもりであったが、表示された番号は少し違っていた。
相手は「間違った番号を入れてしまったのでカードがブロックされてしまった。アンブロックするには更に同じカードが2枚必要だ」と言われた。パソコンの調子も20%ほど良くなって来ているとの殺し文句に操られて、迂闊にも言われるままに更に2枚のカードを、別のコンビニ(これも先方の指示)で購入した。前回と同じ操作を繰り返した。結果は同じようにカード番号の間違いが生じた。相手は「キーボードがおかしいので、更に4枚購入の必要がある、余分に使ったカード代金は今日中に返金する」と言われたが、ここで初めて詐欺だと確信して電話を切った。間髪を入れず折り返し電話(?)が鳴り続けたが受話器をとらなかった。
すぐに警察に出向き事情を話し、カード会社にも電話をして、カードの利用停止を申し込んだが、カードは既に使用されてしまっていて、後の祭りだった。自分の至らなさと今後の戒めのために30万円もの高い授業料を支払ったのだと思う事にして、自分を落ち着かせたが、その夜は悔しくて寝付かれなかった。
それにしても、実物のカードを所持していなくても容易に換金出来る便利さに驚かざるをえない。先日「すこやかクラブ」の皆様と会う機会があり、この出来事を話すと、意外と多くの方々が詐欺電話を受けられていて、中には実際に被害にあった人もおられた。
損害を受けた金額はともかく、早く犯人を捕まえて欲しいと念ずるばかりである。詐欺防止のための参考になればと思い、恥を忍んで筆をとった。
いかがでしたでしょうか。
さまざまな手口で忍び寄る詐欺。少しでもおかしいと思ったときは、まず警察へ相談しましょう。
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